最近のオーディオ業界の問題点
個人的にであるが、現在のオーディオ業界に対してあまり良い印象を持っていない。
そもそも製品レビューで「解像度」「情報量」という言葉が出るがあれはなんだろう?
オーディオの音の客観的な評価としては、これらの言葉を使いたくなる気持ちもわかるし、
この言葉はオーディオ愛好家ならば共通する言葉である。
しかし、コンサートに行き、聴いている最中にその音に対して、
「情報量」とか「解像度」という言葉を使うだろうか?
音楽で感動するためのオーディオとして私はオーディオに取り組んでいるので、
コンサートで使わない用語でオーディオの音を評価するのは、
音楽で感動するという前提であれば論理的におかしいわけである。
これらの用語では音楽は評価出来ないわけである。
本当は音楽としての評価でオーディオについて評価するのが本当だろう。
音楽の感動とリンクしたオーディオである、というスタイルを考える必要がある。
仮に情報量が豊かで解像度が高ければ良い音楽だと感じられる保証はないわけである。
ヴィンテージオーディオが今でも人気があるし、レコードも最近人気である。
現代オーディオでもヴィンテージオーディオでも、愛好者がいる。
これが現実である。このことから、良い音楽を再生するオーディオとはどのようなものか?
と考えてみる必要がある。
今後のオーディオ業界は評価用語について再考するべきであり、
今後、今までと同じ言葉を使いオーディオを評論していると、
いつまでたっても、今のままである。
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