物理特性の追求とはそれは
オーディオとはサイエンスなので、物理特性の追求は、
サイエンスとしてのオーディオとして、ごく当たり前のことです。
物理特性の追求をしていて、それは間違ったことにはならないです。
ただ、オーディオの矛盾として、物理特性の優れたオーディオ装置の音楽が
必ずしも人を感動させる音ではないということです。
音楽の感動とは、オーディオとして物理特性が優れていることでは、
そのオーディオが表現する音楽の感動のレベルの高さを表現できるものではありませんね。
音楽の感動とは、サイエンスとして物理特性が優れていることでは、
その音楽の感動の全てを伝えられるわけではないです。
物理特性の優秀なオーディオ装置はむしろ音楽の生命感が伝わりにくい、
そんなことが、必ずしもではないものの、稀にあります。
人がうみだす芸術としての音楽の生きた生命感の感動は、
物理特性だけでは追求出来ないようです。
音楽は演奏家の生きた心でできた命あるものです。
それを電子信号としての物理特性を追求しただけでは、
音楽の感動を追求したことではないのではないだろうか。
矛盾しているようであるが、物理特性が優れていることと、
音楽の感動は、どこかで比例していないようである。
オーディオにとっての音楽の感動の追求、それはなんだろうか。
私の今年のオーディオのテーマかもしれない。
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