理性と感情
私は自分のオーディオと向き合うとき、
理性と感情を意識しています。
感情的になるので、理性があるし、
理性があるから、感情があるんです。
感情的になると、自分の音を見失いそうです。
感情的になると、意識のおもむくままで、
本来の自分から離れそうです。
本来の自分は理性があって、そこに思いとどまれるのだと思います。
オーディオの調節でも感情的になると、主観が優先してしまい、
普遍性のない再現になるようなところがあります。
芸術としての音楽を再現するオーディオでは、理性が必要です。
理性があるからこそ、普遍性が生まれるのです。
感情的なところからは、客観は生まれません。
理性があるから普遍性が生まれて、客観がそれを導き出すのです。
主観と感情は自分の世界を作りますが、普遍性からは離れていきます。
理性と客観性、冷静さがあってこそ、普遍性が生まれて、
それが、音楽という芸術に関わるオーディオという領域には大切なことなのです。
オーディオには、理性と感情。
オーディオには、客観と主観。
これが大切なのです。
バランスの良い姿勢とは、理性と感情を使い分け、主観的に客観的になることです。
オーディオではこのバランスが必要なのです。
極端に言うと、見事な音をオーディオから高い音楽的芸術性を持たせて、
再現するなら、このファクター(要素)は外せないもので、
このファクターの追求と両立は私の永遠のテーマです。
私はオーディオに向かうとき、いつも、このことを考えています。
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