追い求めていた普遍性の更に向こう側へ
私のオーディオにおける音楽の表現としては、
普遍性、それは自分の中にもった普遍性であるが、
最近まで行くところまで普遍性を突き詰めた、
という領域までいった。
私の30年以上にわたるオーディオ人生で築き上げた成果であった。
しかし、例えは悪いが、あまりに普通の音で、贅沢であるが、飽きてしまった。
普通の音過ぎて、聴いている最中に考え事をしてしまうありさまである。
普通である、なので、何かが足りない。
心に響く、何か?が足りない。
それを探して、探していた。
試しにスペクトラムアナライザーで周波数測定してみると、
25Hz~20kHzまでほぼフラットであったが、ここが意外と問題かもしれない。
25Hz~20kHzまでほぼフラットはかなりオーディオとしては物理特性が優秀であるが、
しかし、物理特性の優秀であることと、音楽的な魅力のある表現とは直結しないものである。
ちょっとしたスパイスが必要かと考えた次第で、
この優秀な物理特性を若干崩す方向でいくことにした。
別に完全であるフラットではある必要はないので、
やや崩す、それも、音楽の魅力的な表現の方向性として、
そうして、やや崩すことで、個性と魅力を持たせることにしたのである。
それが、普遍性という枠で外れない範囲での、主観性を持たせるということで、
崩すこと。
意外と完璧なようなものは、妙に抵抗あるもので、やや崩すと、
完璧さのなかに、魅力がキラッと光るような音楽表現が自分のオーディオで出来るのではないか?
そう考えた。そこで、思いきったことを考えた。
それは、イコライザーを外す、ということだ。
その理由は次回に。
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