見るのか 聴くのか

オーディオで音楽の表現という追求をしていると、

意識せずとも、オーディオ的なファクターが向上してくる。

ある程度のレベルまで達すると、音が見えるようになる。

これはオーディオ的なステレオフォニックの再現精度が高まってくるからである。

これは、オーディオとしては、そのステレオイメージの2chの再現性での、

優れた表現性というものであって、オーディオ的なクオリティーが向上すれば

これは結果として必ずオーディオの優れた性能を示すものとして

出現するファクターである。

しかし、この段階までくると、音が見えるようになる。

なので、目をあけて聴いていると音がどうしても見えてしまう。

これを良しとするのかは、好みがわかれるところである。

極端に言うと、現代オーディオではこのステレオイメージが視えるという

のを好む傾向があるようで、

ヴィンテージオーディオでは、あまりステレオイメージが視えるということを

プライオリティーとはしないようだ。

私は音が視える、視えない、を随分、右往左往したものである。

音を視ることを好んだり、視ないぞとしたり、様々である。

私の好きなオーディオ評論家の朝沼予史宏先生は、オーディオフェアーでお見かけしたとき、

デモの最中は目を閉じて聴いていた。

あのとき、音楽は視ないものか?と考えたものであるが、

でも、視たい自分もいるわけで。

優れたステレオフォニックの再現として音が視えるのは、

オーディオ愛好家なら、ある種の快感的なものがあるので、

オーディオをやっていると、楽しくもある。

でも、どこかで、音楽は聴くもので、視るものではないという気もして、

果たしてどちらなのだろうと、考える。

これは、いまだに迷っているものである。

視るのか、聴くのか、白黒的に考えるからこうなるのかもしれないが、

視ると聴くを同時ではどちらかに意識が引っ張られて、はて、

オーディオ愛好家ならどちらだろうと考えてしまう。

これは、いまだに答えが出ない部分である。

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