スタジオの音は再現不可能
オーディオ愛好家は時として、
プロ、業務用、モニター、という言葉に弱い面がある方が
ときどきおられます。
ですが、オーディオとしての忠実再生について個人が考察する必要がありますね。
オーディオ愛好家の考える忠実性には2つあります。
一つは、録音スタジオの音を忠実に再現すること。
一つは、自分の好みに忠実ということ。
この2つでは、オーディオのスタイルと異なるもので
根本的にかんがえたかたが異なるものです。
いずれの2つの忠実性にしても、完全に忠実なことはありえません。
聴き手の感性が十人十色なことという主観性の面での完全忠実不可能な面と、
物理特性としての不可能があります。
スタジオと同じ機材を揃えても、再生する環境が異なれば、
機材は同じでも、リスニング環境が異なるので、
そのてんだけでも、物理的にスタジオの音を忠実に再現するのは、不可能です。
スタジオの音を忠実再現でも、モニター時の音量ですら、同一にはできないわけで。
ソフトを買った人でも、スタジオに充実とは言え、モニター時の音量が違うので、
その面からも、スタジオの音を忠実に再現することは不可能なのです。
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