音で最も重要なものは
オーディオの能力をフルに発揮させるには、
オーディオ装置と、その、オーディオ装置が使われる部屋との
音響的なマッチング、オーディオと部屋との音響的な整合性をとることが大切です。
これは主に周波数特性面でそうで、
部屋の音響的な問題を受けると、スピーカーから再生された周波数特性が歪められます。
スピーカーから再生されたものが、部屋の影響で歪められるのは、
それは、オーディオ装置の能力が歪められていることを意味していて、
最終的に聴いた人は、その歪められた音でもってオーディオの能力を誤解するのです。
オーディオ装置の能力の正しい判断にも、オーディオと部屋との音響的な歪みを除去する
必要があるのです。
オーディオにとって最も猛毒となるのが、部屋の音響的な歪みであり、
これは癖です。
ケーブルによるテイストはテイスト、味、として、それは個性として解釈してもいいのですが、
部屋の音響的な歪みはただの歪みであって、テイストでも個性でもなく、
ただ、単純な歪みです。
これは、オーディオにとっては表面的には音の歪みですが、
音楽を表現するオーディオとしては、音楽の歪みであり、
これはオーディオにとってミュージカリティーの低下であり、
オーディオが表現する音楽性を変形させて音楽本来の演奏者の心の伝達上問題があるのです。
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