理想の音のバランスイメージ
私のオーディオ装置はサブウーファーとスーパーツィーターを使った、
ワイドレンジ再生システムで、25Hz~80kHzまでを再生します。
音源はハイレゾからLPまでカバー。デジタル音源はPCで管理。
イコライザーはPCにインストールしたアプリケーションでイコライジング。
ワイドレンジ再生であっても、実はワイドレンジなバランスは狙っていません。
私にとってワイドレンジであるということは、余裕のある再生をしたいからです。
狙うは20cmフルレンジのバランス印象の音です。
1年ほどですが、20cmフルレンジ(フォステクス製)を使ったことがあり、
このとき、バランスの極意を学んだ次第なんです。
フルレンジに比べると、はるかにワイドレンジな再生システムですが、
バランス的な印象はフルレンジ1発のイメージなのです。
フルレンジの音とはバランス的にミュージカリティーとしても優れていて、
一つのオーディオとして安心できる妥当なバランスなのです。
音楽を再現する上での中音域が充実していて、その充実の中音域に対して、
ナローレンジであるが、自然なバランス感覚的な印象で、低音と高音がつながっているのが
見事で、これはマルチウェイでは難し面であり、フルレンジならではなのですが、
だからこそ、マルチウェイでは見習うものがあるのです。
ましてや、私のようなワイドレンジでイコライザーを活用しているものには、
理想のバランスイメージとして、いつでも頭の片隅にあるバランスイメージで、
自分にとってのバランスを失いそうになるなると、
このフルレンジのバランスを思い出して、イメージを取り戻しています。
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